ローコスト工事でも妥協しない空間づくり
目次
ローコスト工事とデザイン計画 ― 建築資材高騰時代の知恵袋 ―
ローコスト工事とデザイン計画 ― 建築資材高騰時代の知恵袋 ―
ローコスト工事でも妥協しない空間づくり
建築資材の高騰は、デザイン会社や施工業者にとって大きな頭痛のタネです。鉄骨、木材、仕上げ材、輸入タイル…どれも数年前に比べて価格は跳ね上がり、見積もりを提示するたびに「こんなに上がっているの?」と驚かれるお客様も少なくありません。
しかし、だからといって「安さ」だけを追い求めては、結局は使い勝手の悪い空間や、数年で陳腐化する内装になってしまいます。ここで重要なのが、「ローコスト工事」ではなく「コスト最適化」の視点です。
1. 設計段階で「引き算のデザイン」を
- 本当に必要な装飾か?
- 見せ場を一点集中することで、他の部分をシンプルにできないか?
- 長期的にメンテナンスコストがかからない素材を選べないか?
大胆に削ぎ落とすことで、むしろ洗練された印象が生まれます。
2. 素材は「高低差ミックス」で魅せる
すべてを高級素材で揃える必要はありません。床はメンテが効くシートフローリング、壁はアクセントで輸入クロスを一点投入。天井や壁の一部にラーチ合板やOSBなど、ローコストでもデザイン性がある材料を使う。“高低差”をつけることで、全体の見栄えは一段上がり、コストも抑えられます。
3. 施工方法を工夫する
職人さんと密にコミュニケーションを取り、手間を省く施工方法を一緒に考えることも重要です。例えば、モールディングを減らす、現場塗装ではなく工場仕上げ品を取り入れる、造作家具を最小限にして既製品を組み合わせるなど、工事費を大きく削減できます。
4. お客様への「見える化」提案
見積もりの数字だけではなく、「なぜこの材料は高いのか」「この工法に変えるといくら下がるのか」を分かりやすく伝えると、お客様も納得して選択できます。価格とデザインのトレードオフを透明化することが信頼につながります。
まとめ
ローコスト工事は「安くする」ことではなく、「知恵で価値を生む」こと。素材選び、施工方法、デザイン計画の三位一体で工夫すれば、資材高騰の時代でも「驚き」と「心地よさ」を備えた空間は実現可能です。
無駄を省き、価値を残す。
これこそが、建築資材高騰時代を乗り越えるデザインの力なのです。
実績紹介
実際に、私たちが手掛けたプロジェクトをご覧ください。コストを抑えながらも、個性と快適さを両立した事例を掲載しています。
pineapple park ワイナリー工事現場写真(2020年)↑↑↑ ※実際に見に行った方の
声を聞くと坪単価100万円以上だと思われていますが、実際は坪単価60万円で完成しています。
pineapple park ワイナリー竣工写真 ↑↑↑
ご相談ください
私たちコンセプションは、沖縄を拠点に「唯一無二」の空間デザインを手がけています。コストを抑えながらも、妥協のないデザインを叶えるための工夫とノウハウを持っています。
「資材が高騰していて不安…」
「見積もりを見ても、どこから削ればいいか分からない…」
そんな時こそ、ぜひ一度ご相談ください。
お客様の想いとご予算に合わせて、最適なデザイン計画をご提案いたします。
