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デザイン設計会社 と 設計施工会社 どちらを選ぶ? | conception blog | コンセプション

デザイン設計会社 と 設計施工会社 どちらを選ぶ?

2017コンセプション ブログcategory: よくある質問 Q&A

Q: デザインだけを行っている設計会社と設計も施工も一括で行っている会社、一体何が違ってどんなメリット、デメリットがあるんでしょうか?

~A: 内装工事の設計を依頼する上で多くの人が一番悩むことが設計と施工を分けるのと分けないのと何が違うのだろう?と思っていると思います。今回はそもそも内装会社にはどのような種類があるのか、また会社それぞれの一般的な特徴を説明します。

内装工事会社は大きく分けると以下の3つのタイプがありますが、それらを区別する会社の境界は非常に曖昧で分かりにくいものです。まずは3つの基本的な会社の種類を抑えます。

① 施工会社

施工会社では基本的にデザイン設計は行わず、実際に施工する職人さんを段取りし、監理マネジメントする会社です。

実際に施工する各業者さんや職人さんへ直接発注依頼するため、費用を抑えることができます。店舗設計の場合、居抜きで内装をほぼそのまま使う場合など(配管工事や表層張り替え工事だけなどデザインを必要としない場合)は施工会社に依頼する方がスピードも早く、安くオープンを迎えることができます。
デザイン設計も受注している施工会社は、図面制作を外注している可能性が高いです。その場合は直接デザインに関して打ち合わせが出来ない為、クライアントがデザインに対してこだわりがある場合、納得できる設計にならない可能性が高いのでクライアント自身で設計会社に依頼したほうが好みのデザインを選べて効率がいいでしょう。
また自社でデザインしていることもありますが、クオリティーには期待できないことが多いです。
よってデザインも工事も必要な場合は、自社で設計会社、施工会社に依頼するか、設計施工会社に依頼することをお勧めします。

② 設計施工会社

空間の設計だけではなく、施工(監理)も自社で行います。そのためスピードが速いことがメリットです。デザインを行いながら工事の概算見積り書が同時に出てくることも可能なので、予算のすり合わせや打ち合わせの回数を少なくすることも出来ます。開業までの期間がほとんどない場合などは、こちらの方がい良いかもしれません。

ただ、設計監理と施工監理を同じ業者が行うため、良心的な会社を選ばないと費用の面で不安が残るのがデメリットです。設計施工の会社に依頼する場合は他のプロからもアドバイスを貰ったり、以前に仕事した人の話を聞くなどして信用できる会社かどうか確かめるようにしましょう。

③ デザイン設計会社(コンセプションはこちら)

一般的にデザイン設計会社はクライアントと空間設計やデザインの契約をしデザインや設計を手掛け、施工(工事)に関してはクライアントが施工会社と契約し依頼します。

デザイン会社へ空間設計を依頼するメリットとしてはデザインのプロであるため、ブランディングや動線も含めてクオリティの高いデザインがあがってくること、デザインと工事が別になるため見積りを数社からとって比較したり、監理と施工の役割分担がはっきりすることによってクライアント側の立場でしっかりした工事監理を期待できるというのがメリットです。

デメリットとしては通常、デザインコンセプトが決定し図面が出来あがってから工事の本見積りをとることになるため(注1)、時間がかかることです。またデザインを気に入ったとしても、予算に収めるために妥協したり諦めなければいけないことが出てくることもあります。(注2)

※コンセプションでは上記のデメリットを解消する方法として、

(注1)コンセプションが契約後一ヶ月以内に提出するプレゼンテーションの提出内容に概算お見積もりと全体スケジュールを添付いたします。ですので、どのようなデザインイメージ(CGパース)でどのくらいの予算が掛かるかはこの段階で把握出来、その後のプロジェクトの向かうべき方向、早めの判断が可能になります。
※コンセプションのプレゼンテーション例(商空間の場合)はこちらをClick!

(注2)弊社、提携の施工業者をデザインの段階から同時に動いてもらうことで見積もりや職人の段取りなど早めに進めることも可能です

また、1,000万円以下の小工事で全体監理の窓口を一つにしたい等のクライアント要望がある場合は工事を含めて請け負うこともございますが、原則的には提携施工業者を紹介する、または相見積りによる施工業者選定を行っています。

設計費・デザイン費用に関しては会社によって基準があります。工事とは別に設計費やデザイン費を払うことに抵抗のある人もいるかもしれませんが、見積り書がデザインと工事で2種類に分かれるか1種類の見積もりの中に設計費を含むかのだけの違いで総費用自体はそんなに変わらないことがほとんどです。

☞☞☞設計費・デザイン費用、業務内容についてはこちらのトピックをクリック☜☜☜

内装工事では、デザイン設計会社と施工会社は分けるべきなのか?

内装工事の依頼方法には、一般的にデザイン設計会社と施工会社それぞれに分けて依頼するパターンと設計施工会社に一括で依頼するパターン2種類があります。

それぞれ、特徴が異なりますので、メリット・デメリットを見ていきましょう。

デザイン設計会社と施工会社を同じ会社に依頼すべき人

■   計画の段階で細かい工事予算が知りたい

■   メンテナンス時などの連絡を簡単にしたい

■   スケジュールが詰まっている、時間的余裕がない設計と施工をどちらも同じ会社に依頼する一番のメリットは、内装に関する全ての窓口が一つになることです。工事の見積金額もデザインの検討時にあがってくるため、その後工事金額が大きく上下することも少なく、よりスピーディーに工事を進めることができます。
※コンセプションは空間デザイン設計会社ですが、スピードアップを図る方法として、弊社、提携施工業者をデザインの段階から同時に動いてもらうことで見積もりや職人の段取りなど早めに行ってもらうことでスピーディに工事を進めることもございます。
設計と施工を同じ会社で行うデメリットとしては総体的に金額が高くなりがちな点と、工事費と設計費の内訳が分かりづらく、見積が不明瞭になりやすいというのが挙げられます。

デザイン設計会社と施工会社を違う会社に依頼すべき人

■   デザインにこだわっていきたい

■   スケジュールに比較的余裕がある

■   設計と施工を分けることの一番のメリットは設計がクライアントの立場で施工を監理する体制をつくることができる事です。
デザインについて詳細を詰めることができ、また、設計会社と施工会社が相談しながら進めていけるため、様々な角度から提案を受けたり、いくつかの施工会社から相見積もりをとって精査することが可能です。
デメリットとして内装工事費に関しては通常デザインが固まってはじめて施工会社から見積をとるため、工事の本見積が出てくるのが比較的、遅くなります。さらに、出てきた見積金額によっては、さらにデザインを調整する必要が出てきたりと設計と施工を一括して依頼するのに比べて時間がかります。また、デザイン設計と施工と窓口が二箇所になってしまうことで、責任の所在がわかりにくくなってしまうというデメリットもあります。
※コンセプションでは上記のデメリットを解消する方法として、初期のプレゼンテーション提出の段階で工事概算予算、工事完了までのスケジュールを提示しています。

また、弊社提携施工業者をデザインの段階から同時に動いてもらうことで見積もりや職人の段取りなど早めに行ってもらうことも可能です。

そしてクライアントの窓口としてコンセプションが工事終了後も対応しています。

結局、内装工事会社はどのように選べば良いのか?

デザイン会社、内装会社の種類は把握いただけたでしょうか?これまでそれぞれの一般的な特徴をご紹介してきましたが、設計と施工が同じ会社でも時間をかけた事例もあれば、デザイン会社と施工会社を別にしてスピーディーに仕上がった事例もあります。

内装工事会社は設計・施工を分けるべきか同じにすべきかという迷いは、上記のような例外もあるため、その都度状況に合わせて依頼方法を選んでいるのが現状です。自社の予算や状況に合わせて内装業者の依頼方法を選択するのがベストでしょう。優先事項(時間的制約、予算、メンテナンスまでの窓口を統括したい、こだわりのデザイン、空間デザインの賞を取りたい、設計会社や設計デザイナーとの相性・感性の一致、等)を何か見極めることが第一歩だと思います。

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